各戸玄関扉取替工事
最近、特にお声掛けが多く、完了後もご好評いただいているのが玄関扉のリニューアルです。お部屋のイメージも一新され、機能性・利便性の向上にお勧めです。玄関扉は一般的にその大部分が規約で共用部分と定められていますので、管理組合として対応する必要があります。
扉の古くは、プレス加工した1枚の鉄板に、ノブ式取手とピン式シリンダー錠が付いたものが主流でした。近年では両面に化粧鋼板を貼りデザイン性に優れた扉が主流で、内部に断熱材を充填した防音・断熱タイプもあります。開閉操作は、ご高齢の方やお子様でも軽く握るだけで楽にできるプッシュプルタイプが多数を占めています。防犯対策には、ディンプル錠が2個ついたダブルロックや防犯サムターン等が採用されるようになっています。
地震時の備えとして、扉が変形しにくい耐震枠への改修があります。この場合、既存枠を撤去し耐震枠に交換すると工事が大掛かりになるため、丁番のみを耐震丁番に取替えるのも有効な方法です。
また扉関係の問題として、郵便受けの蓋が閉まりきらず「冬場に風が入り寒い」といったご意見をお聞きすることがあります。扉取替ができない場合は、この蓋を取替えることも対応策の一つです。
扉の取替には、扉のみ交換する工法と、既存枠の上に新枠を取付けて扉を新しくするカバー工法があります。所要時間は2〜4時間/戸です。
窓サッシの改修工事
各住戸の窓は共用部分とされていますが、気密性が高いマンションでは結露が生じたり、経年劣化で防音効果の低下や、ガタツキ等の不具合が発生することがあります。
これに対して各サッシメーカーも、既存枠を利用してガラスを二重にする工法や、既存枠に新枠をかぶせて二重ガラス化する工法を開発。管理組合として対応が困難な場合の方法として、窓の内側に新たにサッシを取り付けるものも商品化されています。いずれの方法も以前に比べ施工性が向上して居住者様の負担も軽減し、検討される管理組合様が増えています。
その他
バルコニー等の手摺取替、廊下側の窓面格子の取替、室名札取替等も、安全性向上やイメージアップが図れます。また室名表示・新聞受け・インターホンが一体になった玄関パネルも人気で、インターホン取替にあわせて検討されるケースもあります。
|