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  資産を守り快適に暮らすためのルールと心得
     
 

一人ひとりの気配りで素敵なマンションに!
マンション生活を快適にするためには、お部屋の中だけを綺麗にするのではなく、お住まいの皆さま全員が協力し合って、共有空間を快適にしていくことが求められます。
そのためには、一人ひとりがマナーと日常生活のルールを守るとともに、ご近所とのコミュニケーションを心がけることが大切です。その基本的なポイントを整理してみました。

エントランスホールは清潔が第一
エントランスホールは、マンション全体の「品格」が表われる場所です。外来者にも管理の行き届いた良いイメージが伝わるように、常に清潔な状態を心がけ、ソファなどの備品類も大切に使うようにしましょう。ドアの開閉やオートロックの操作を乱暴にすると、故障や事故につながり、他の人に迷惑がかかります。丁寧な取扱いをお願いします。

廊下・階段は音と美観に配慮して
廊下や階段は、緊急時の大切な避難通路となります。ベビーカーや自転車などを玄関の前に置いたり、荷物を放置していると、美観上好ましくありませんし、日常の通行の妨げとなるばかりか、災害時の円滑な避難ができません。とくに単車は火災時に引火するなど二次災害を引き起こす可能性もありますので、必ず所定の場所に置いてください。
また廊下や階段で走ったり大声で話したりするのは、悪気はなくても周りの人には迷惑がかかってしまいます。外部鉄骨階段を利用する場合は靴音などがよく響きます。深夜の帰宅の際はとくに注意が必要です。

バルコニーは専有部分ではありません
バルコニーや専用庭は共用部分で、それに面する住戸には「専用使用権」がついています。管理規約では、当該箇所の通常の使用に伴うもの(例えば清掃などの管理)については、専用使用権を有する者がその責任と負担において行うという規定があります。また使用細則では禁止事項を定めています。ルールに従って、安全性や美観を損なうことのないように利用しましょう。

  1. バルコニーは重要な避難通路です。万一の避難の妨げとならないよう、パーテーション付近には物を置かないようにご注意ください。とくに物置は絶対に置かないでください。
  2. 足場になる物が置いてあると、小さなお子さんが手摺によじ登り、転落事故につながる恐れもあります。常に整理整頓をお願いします。
  3. 小さな落下物でも大きな事故につながります。手摺の上にプランターを置いたり、外側に植木鉢を吊り下げる設置方法は大変危険です。

ゴミの処理はルールに従って確実に
ゴミ処理もルールに従ってきちんと出さないと、いやな臭いがご近所の大迷惑となります。収集日や指定時間を守ることは最低限のマナーです。地域によって分別方法が細かく決まっていますので、必ず手順を確認してください。
またゴミの減量化と資源の有効活用にご協力いただくとともに、●生ゴミは水気を十分に切り、天ぷら油は紙などに吸わせる●空き缶・空き瓶・ペットボトルは容器をすすぐ●食品の発砲スチロールはスーパーのリサイクルボックスに返すなど、出し方にもご注意をお願いします。

生活騒音トラブルは気配りで防止
マンションは上下左右に別の住戸が接していることから、音のトラブルはどうしても多くなります。話し声、足音、子供の遊ぶ音、扉の開閉、家具の移動、テレビ・ピアノの音…と、生活音は様々です。人間は、自分の出す音は気にならないのですが、他人が出す音に対しては非常に神経質なることがあります。そのため、お互いに少し気をつければ解決できることも、苦情を言われると憤慨し、また相手方の無神経をなじってというように、感情的にこじれた問題になりがちです。
また同じ音でも、知らない人の出す音は「うるさい」と感じ、普段から付き合っている人の出す音は「うるささ」の程度が低くなるというデータもあります。気になりだしたらなんでも騒音です。挨拶を交わすなど、日頃からコミュニケーションを図り、お互いに気配りと相手への思いやりをもってトラブル防止に努めましょう。

水漏れ事故を起こさないために
マンションでは床に防水処理をしてあるのは基本的には浴室だけで、他の床は水を通してしまいます。水漏れ事故を起こすと、階下の方に迷惑をかけるだけでなく、損害賠償の負担をしなければなりません。うっかりミスでお互いに不快な思いをしないように、十分な注意が必要です。

  1. 玄関の床の水洗い掃除は止めましょう。
  2. バルコニーでの植木の水やりも十分気をつけてください。とくに梅雨・台風シーズンは、排水口の点検も普段以上にお願いします。
  3. トイレでは紙おむつやティッシュペーパーなど、詰まりの原因になるものを流さないようにしましょう。
  4. 浴室や洗面所の排水口は、毛髪などが詰まりの原因になりやすいので、こまめな掃除を心がけましょう。
  5. 洗濯機は給排水ホースの接続状態をしっかり確認してください。
  6. キッチンでは、生ゴミや廃油など詰まりの原因となるものを流さないようにご注意ください。
「階下に水漏れをしてしまった」「上階からの漏水に気づいた」ときは、直ぐに下の階(上の階)の方と、管理事務所に連絡をしましょう。

 

 

大勢の人が暮らすマンションでは、「これくらいなら」という自分本位の考え方や、「ついうっかり」といった不注意が、マンション全体の大きな問題に発展することもあります。しかし一方で、マンションには、住まいの付加価値を高めることのできるたくさんの要素があります。
集合住宅のスケールメリットを十分に生かすためにも、みんながマナーを守り、お互いを思いやる気持ちでコミュニケーションを深め協力し合うことが大切です。それが資産価値向上のキーポイントともいえるでしょう。

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